2022年3月に、中東の食卓から消えたパン…露・ウクライナに小麦依存で「国内備蓄は残り1か月」という、
中東の食生活が大変なことになっているというニュースを目にしました。
実はウクライナ情勢だけでなく気候変動による干ばつなどが大きな要因となっていて、
小麦価格の上昇はそう簡単には収まらない気配です。
以下、23年3月のニュースの引用です。
小麦価格が再び上昇の恐れ 異例の暖冬が影響
(3/3(金)Forbes JAPAN 記事一部引用)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6de4ac601377b480ca204aeeffc5123a38d781cc
今年の初春には、いくつかの気象現象が重なることによって深刻な降霜が予想されており、これにより今後の小麦の収穫が被害を受ける可能性があると専門家が警告している。
世界有数の小麦輸出国であるウクライナにロシアが侵攻したことにより、小麦価格は昨年5月中旬、1ブッシェル(約27キログラム)あたり13ドル(約1800円)まで上昇した。背景には、戦闘による収穫の中断や、黒海を経由する重要な小麦出荷経路の遮断に対する懸念があった。
しかし、食糧不足は当初懸念されたほど深刻なものにはならず、小麦価格はやがて下落。トレーディング・エコノミクスによれば、現在は1ブッシェルあたり7ドル(約960円)強の水準で推移している。
だが、3月に予想される深刻な霜害により、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の小麦先物は再び上昇する見通しだ。
・・・(引用ここまで)・・・
パンの値上がりは続く
相変わらずパンや麺類の原料となる小麦の高騰が続いていて、
4月からの輸入小麦の政府売り渡し価格を2022年10月〜23年3月に比べて 13.1%の値上がりになる見通しだったところを、
平均5.8%引き上げるところで落ち着いたようですが、
値上げを抑えた分は国が負担する形となり、その額はおよそ100億円に上るということです。
それでも過去最高の1トン当たり7万6750円になるそうです。
エネルギーの高騰も加わり、輸送コストも生産コストも増え続けることが予想されるので、パンやパスタの値上がりも続くのだろうなと思います。
米粉パン流行ってるかも?
お米が主食の日本ですが、パン食やパスタなどを食べることが多くなり、小麦高騰は台所を直撃しています。
米農家は食生活の変化で米が売れず、
苦肉の策として飼料米を作らせているとのことですが、
本来は美味しくて品質の良いお米を消費者に届けたいというのが、
生産者さんの願いなのではないかなと思ったりします。
(人の食べる)お米の消費を増やす政策として、
米の加工食品の生産も推奨しています。
そういえば米粉の入ったパン、この頃増えましたよね。
もちっと感だったり、さくっと感だったり、
商品や食べ方により違いはありますが、
食べればだいたい美味しいです。
小麦に含まれるグルテンに対するアレルギーの人が増えたり、
グルテンが腸内環境を悪くするとか、
アスリートがグルテンフリーな生活をしているとかで話題になって、
小麦を使った普通のパンの代用品として、
米粉パンが増えてきたのかもしれません。
私がたまに利用するのは有楽町イトシアの地下にある、
ベーカリーカフェの「サンジェルマン タンドレス(SAINT GERMAN TENDRESSE)」さん。
もっちりすた感じが好きで、時々買っていました。
グルテンフリーとノングルテン違うんだ!
「米粉パンって美味しいよね」と私が言ったらしく、
友人から米粉100%で作られたノングルテンの米粉パンを頂きました。
ずっしり重いパンでした。
米粉パン 食パン(1.5斤)×2本 ノングルテン米粉100%使用【冷凍でお届け】 ゴルマール 価格:2,400円 |
友人の話しによればふるさと納税の返礼品だとか…
そのパンフレットを読んで知ったこと。
実はグルテンフリーとノングルテンでは全く違っていたのでした。
国の基準によると、
*グルテンフリー…グルテン含有量20ppm以下
*ノングルテン…(グルテン含有量1ppm以下
なのだそうです。
グルテンフリーって、グルテンが入っていないんだ~と思い込んでいました(;´Д`)
私は小麦アレルギーはないのであまり気にしていなかったのですが、
小麦アレルギーのある人には、ノングルテンじゃないと安心できませんね。
頂き物の米粉パンは、原料の米の栽培から製粉まで自社生産していて、製パン所も米粉以外は持ち込まないそうです。
凄い徹底ぶり!\(◎o◎)/!
ノングルテンのパン
米粉パン 食パン(1.5斤)×2本 ノングルテン米粉100%使用【冷凍でお届け】 ゴルマール 価格:2,400円 |
小麦アレルギーの方は、パンを食べたくても食べられないんですよね。
もしも私が小麦アレルギーになってしまったら、もしも、子供や孫が小麦アレルギーになってしまって、今までのようにパンが食べられなくなったら…それってとても悲しいことなんだと思います。
ノングルテンのパンを探している方がいらっしゃったら、こちらのお店に問い合わせしてみるとよいかもです。
そして、小麦不足で困っている国に米粉を輸出したり、米粉でパンを焼く技術を輸出したり、小麦アレルギーの人も食べられる安全な米粉パンが世界に広がって、食糧不足問題に寄与できるといいなと、東京の片隅で思うあらかん女子なのでした。
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